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「改革」のための医療経済学

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定価 : 2,052円(本体1,900円+税)
発行 : 2006年08月
在庫 : 在庫なし(申込不可)
サイズ : 四六判 264頁
ISBN-10 : 4-8404-1759-8
ISBN-13 : 978-4-8404-1759-4
商品コード : T560090

医療制度の改革のためにできることは?

医療経済学の視点から、わが国の医療制度改革の問題点をあぶり出し、改革への道標を示す。「コストの国際比較」「医療費高騰の犯人探し」「医療保険制度の功罪」など、著者の研究データに基づいた医療制度の現状を踏まえ、改革のためにできることは何かを探る。

ニューヨーク州ロチェスター大学助教授 兪 炳匡 著

目次を表示

1章 忙しい読者のための総括
  2章のまとめ 比較による医療の相対的な位置付け
  3章のまとめ 医療経済学に何ができるのか
  4章のまとめ 医療費高騰の犯人探し
  5章のまとめ 改革へのロードマップ

2章 比較による医療の相対的な位置付け
   3つの分類別に
 1節 医療問題の3つの分類
  1 3つの分類-アクセス,コスト,医療の質
  2 経済・財政状況の悪化と医療経済学の誕生
  3 日本における医療経済学
  4 「数値化と比較」を通じた医療の相対的な位置付け

 2節 コスト(医療費)の比較
  1 日本国内での比較:社会保障と医療
  2 コストの国際比較(1):公共部門の内訳
  3 コストの国際比較(2):医療費の水準と変化率

 3節 アクセス(医療へのかかりやすさ)の比較

 4節 医療の質の比較

3章 医療経済学に何ができるのか
 1節 誤解を解くための医療経済学の定義
  1 経済学はお金儲けとは本来無縁
  2 会計学が必須ではない経済学
  3 経済学の視点は社会全体
  4 インプット(資源)であるお金の配分問題の1例
  5 貨幣ではない効用(幸福)をアウトプットとして最大化する1例
  6 個人の幸福が社会全体の「効用の上昇」につながるとは限らない
  7 医療経済学の厳密な定義
  8 医療経済学の対象範囲の広さ

 2節 医療と経済学の関係 
    妄信でも嫌悪でもない冷静な距離のとり方
  1 惑わされやすいエコノミストの3つの発言
  2 経済学が切りとれるのは医療の一側面に過ぎない
  3 経済学の客観性はどこに?どの程度まで?
  4 客観的な提言が2つ以上あっても不思議ではない!?

 3節 専門大学院(プロフェッショナルスクール)で求められる教育
  1 ミクロ経済学理論:政策上の議論に必要な知識
  2 ミクロ経済学理論:専門家に必要な知識
  3 計量経済学:データ分析手法を通じた政策研究の質の向上
  4 データ収集の手法を通じた政策研究の質の向上

4章 医療費高騰の犯人探し
 1節 疑われた5要因はいずれも犯人格としては小物
    最大の黒幕は医療技術の進歩?
  1 ニューハウスの研究にみる米国の総医療費上昇の要因
  2 数値化できない要因は医療技術の進歩か?

 2節 人口の高齢化が医療費に与えるインパクト
  1 マクロ(国家単位)データによる国際比較研究
  2 個人データを用いた研究
  3 高齢者の健康状態が医療費に及ぼす影響
  4 死亡直前に集中する急性期医療費は削減可能か?

 3節 医療保険制度の功罪
  1 医療保険の議論にランド研究は必須の基礎知識
  2 モラルハザードの概念
  3 なぜ人は保険加入を希望するのか?
  4 ランド(RAND)医療保険研究
  5 医療保険制度の存在は必要か

 4節 医療は必需品か贅沢品か?
    国民所得の影響
  1 弾力性の概念
  2 医療の所得弾力性

 5節 医師の誘発需要を巡る論争
  1 医師誘発需要はなぜ疑われたのか
  2 医師誘発需要を測定する際の問題点
  3 過去の研究の総括
  4 安易な政策が引き起こす「モグラ叩き」

 6節 長期介護医療費と急性期医療費の決定要因は異なるか
  1 急性期医療費と長期介護医療費を区別すべき理由
  2 長期介護医療費上昇に影響を与えた因子

5章 改革へのロードマップ
 1節 制度改革の前に明らかにすべき価値基準

 2節 5つの効率の基準とその改善案
  1 医療保険のリスク分散機能を通じた効率の改善
  2 金銭的・人的資源を浪費する「政府の規制」を減らすことを通じた効率の改善
  3 医療保険の給付対象決定を通じた効率の改善
  4 医療費に占める事務経費の最小化(実際の医療に使われる費用の最大化)を通じた効率の改善
  5 病院(診療所)間の競争を通じた効率の改善

 3節 米国の平均入院日数が短く見えるカラクリ
    不適切な効率の基準

 4節 効率の良い予防医療がコストを高騰させる理由
  1 予防医療の定義と分類
  2 寿命を1年延長するためにいくら必要か
  3 喫煙「奨励」が政府の医療支出と年金支出を削減する理由

 5節 制度改革のためのインフラストラクチャーとは
  1 政策評価に必要な情報の収集と研究目的に限定した公開
  2 政策評価の中立性の透明化:
    「利益の相反(Conflict of Interest)」の情報開示
  3 政策評価を行う研究者の育成
  4 政策形成過程の複線化と透明化
  5 第3の選択肢,民間「非」営利組織の役割強化

 6節 改革案のまとめ
  1 医療費高騰と効率低下を招いた失敗例からの教訓
  2 医療費抑制の成功例からの教訓
  3 おわりに

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