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【臨床(看護・助産・その他医療スタッフ)】

【泌尿器科】
第43回泌尿器科看護セミナー
よくわかる泌尿器疾患
~治療・観察ポイント~

●○●賀本先生からのメッセージ●○●
 今回、初めて泌尿器科看護セミナーを企画させていただきました。高齢化社会をうけて明らかに増加している3つの泌尿器がん(膀胱がん、腎細胞がん、前立腺がん)については、日々の診療における一般的な「治療選択とその観察ポイント」に加えて、免疫チェックポイント阻害薬などの最新の薬物療法についての有害事象や治療変更の考え方などを解説します。新規薬物療法が登場してきたものの、腎細胞がんの分子標的治療や、精巣腫瘍や膀胱がんなどに対する従来からの抗がん剤の化学療法も重要な治療選択であり、知っておかなければいけないポイントがあります。さらには、排尿障害については泌尿器科疾患のみならず、高齢者看護に対する診療・看護に際し十分に理解していることが、質の高い診療には不可欠です。
 それぞれのテーマに対し、経験豊かな泌尿器科のエキスパートが講義される、泌尿器疾患に対する治療とその看護について広く学ぶことができる絶好の機会です。泌尿器科看護のビギナーもエキスパートもそれぞれに得ていただくものは大きいと確信しています。是非この機会を逃さずに! ご参加をお待ちしています。

プランナー・講師
賀本 敏行
(宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学教授)

お申し込み

受講料(税込)
1名 18,000円
2~3名 17,000円(1名分)
4名~ 16,000円(1名分)
開催地 開催日程 会場 部屋 地図 申し込み 空席状況
大阪 2019年02月16日(土) クリスタルタワー 20階A会議室 地図 申し込み 受付中
東京 2019年03月02日(土) 家の光会館 7階コンベンションホール 地図 申し込み 受付中

プログラム

第1日目 (大阪:02月16日)
9: 30 ~ 10: 50 1.膀胱がん・腎細胞がんの治療と観察ポイント
賀本 敏行
(宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学教授)

〇経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)と膀胱内注入療法
〇膀胱全摘術と尿路変更術
〇小径腎腫瘍に対する腎部分切除
〇腹腔鏡下根治的腎摘除術
〇膀胱がん、腎がんに対する免疫チェックポイント阻害薬
-------------------------------------------------------
 膀胱がんは膀胱の壁の「筋層」に浸潤しているかどうかで大きく治療方針が異なる。非浸潤がんでは経尿道的手術(TURBT)、あるいはBCG膀胱内注入によって根治できるが、再発や浸潤がんへの進行が問題となる。筋層浸潤がんでは膀胱全摘術と尿路変更術という大きな手術が必要であり、場合によっては抗がん剤化学療法も施行される。 腎細胞がんの多くは検診や 他疾患の精査中に偶然に発見されるものが多く、小さな腫瘍は場合によっては腎部分切除術が選択される。一方で静脈塞栓を伴うような大きな腫瘍で発見される場合もあり、多くの症例で根治的腎摘除術が腹腔鏡で行われている。 膀胱がんも腎細胞がんも「PD1阻害薬」の免疫チェックポイント阻害薬が適応になっており、特有の有害事象に対する対応が求められている。

11: 00 ~ 12: 20 2.前立腺がんの診断と治療におけるポイント
寺田 直樹
(宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学講師)

〇日本において前立腺がんが増加している理由
〇前立腺がんの診断のために行う前立腺生検について
〇前立腺がんが見つかっても治療をしない監視療法とは?
〇手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた前立腺全摘術
〇放射線療法の進歩と陽子線・重粒子線治療
〇内分泌療法と抗癌剤治療に関する最近の話題
-------------------------------------------------------
 日本における前立腺がんの罹患数は急激に増加しており、男性がんの部位別罹患数のトップになっている。その原因として、人口の高齢化や食事の欧米化が関与すると考えられているが、最も影響を及ぼすのが、診断マーカーである血中PSA検査の普及である。PSA高値の患者に対して、経直腸超音波を用いた前立腺針生検により前立腺がんの診断を行う。治療に関しては、予後に影響を与えない早期の前立腺がんに対して、監視療法という方法が提唱されている。また、より侵襲の少ない治療として、手術支援ロボットを用いた機能温存術式が開発された。また、放射線治療の技術も向上しており、近年、陽子線や重粒子線等も保険適応となった。さらに、従来の内分泌療法に加えて、数多くの新規内分泌療法や抗癌剤を使用することで、進行性前立腺がんの予後も延長されている。本セミナーでは、前立腺がんの診断と治療に関する最近の話題を中心に、出来るだけわかりやすく説明する。

12: 20 ~ 13: 10 昼食(当社にてお弁当をご用意いたします)
13: 10 ~ 14: 30 3.泌尿器がんの化学療法・分子標的治療と副作用対策
河合 弘二
(筑波大学大学院人間総合科学研究科腎泌尿器科学 講師)

〇化学療法の副作用パターンとその対策
〇膀胱がんの化学療法
 ・GC療法、GCarbo療法
〇前立腺がんの化学療法
 ・ドセタキセル療法
〇精巣がんの化学療法
 ・BEP療法
〇腎細胞がんの分子標的治療
 ・チロシンキナーゼ阻害薬
 ・mTOR阻害剤
〇免疫チェックポイント阻害剤
-------------------------------------------------------
 進行した泌尿器がんでは抗がん薬や分子標的薬を用いた薬物療法が中心的役割を果たす。抗がん薬や分子標的薬には多くの種類があり、作用メカニズムも薬剤によって異なる。これらの薬剤はがん細胞のみに効果を示し、正常の細胞には影響しないのが理想ではあるが、多くの薬剤ではある程度の副作用は免れない。そのため、各薬剤に特有の副作用の種類や発現パターンについて理解しておく必要がある。本セミナーでは、腎細胞がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂尿管がん)、前立腺がん、精巣がんに対する標準的な薬物療法の副作用とその対策について治療効果のエビデンスとも関連させて概説する。

14: 50 ~ 16: 10 4.排尿管理イロハ
上田 朋宏
(泌尿器科上田クリニック院長)

〇下部尿路症状とはなにか
〇排尿機能の評価とは
〇尿失禁の疫学 危険因子
〇排尿自立への道
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 世界一の長寿国の日本は健康寿命の延伸という目標に国の医療政策が進んでいます。その中で、排尿障害は人間のQOLを極端に下げることが分かっており、まずどんな症状に向き合い、どのように排尿機能評価をするかが大切になります。特にpracticalityの高い排尿機能評価法には検尿、残尿測定、膀胱内圧測定の3つがあります。また尿失禁の疫学、危険因子の検討から脳血管障害、糖尿病、子宮摘出など骨盤内手術などの危険因子が明らかになり、関連疾患に対する対策も必要であることが明らかになってきています。
 不幸にも尿道留置バルーンカテーテルやおむつになった場合でも、適切な評価と間欠的導尿、トイレ誘導、体位保持などを医師、看護師、理学療法士、患者、患者家族への指導、多職種協働で行うことで、初めて排尿自立に導くことが可能になります。


第1日目 (東京:03月02日)
9: 30 ~ 10: 50 1.膀胱がん・腎細胞がんの治療と観察ポイント
賀本 敏行
(宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学教授)

〇経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)と膀胱内注入療法
〇膀胱全摘術と尿路変更術
〇小径腎腫瘍に対する腎部分切除
〇腹腔鏡下根治的腎摘除術
〇膀胱がん、腎がんに対する免疫チェックポイント阻害薬
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 膀胱がんは膀胱の壁の「筋層」に浸潤しているかどうかで大きく治療方針が異なる。非浸潤がんでは経尿道的手術(TURBT)、あるいはBCG膀胱内注入によって根治できるが、再発や浸潤がんへの進行が問題となる。筋層浸潤がんでは膀胱全摘術と尿路変更術という大きな手術が必要であり、場合によっては抗がん剤化学療法も施行される。 腎細胞がんの多くは検診や 他疾患の精査中に偶然に発見されるものが多く、小さな腫瘍は場合によっては腎部分切除術が選択される。一方で静脈塞栓を伴うような大きな腫瘍で発見される場合もあり、多くの症例で根治的腎摘除術が腹腔鏡で行われている。 膀胱がんも腎細胞がんも「PD1阻害薬」の免疫チェックポイント阻害薬が適応になっており、特有の有害事象に対する対応が求められている。

11: 00 ~ 12: 20 2.前立腺がんの診断と治療におけるポイント
寺田 直樹
(宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学講師)

〇日本において前立腺がんが増加している理由
〇前立腺がんの診断のために行う前立腺生検について
〇前立腺がんが見つかっても治療をしない監視療法とは?
〇手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた前立腺全摘術
〇放射線療法の進歩と陽子線・重粒子線治療
〇内分泌療法と抗癌剤治療に関する最近の話題
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 日本における前立腺がんの罹患数は急激に増加しており、男性がんの部位別罹患数のトップになっている。その原因として、人口の高齢化や食事の欧米化が関与すると考えられているが、最も影響を及ぼすのが、診断マーカーである血中PSA検査の普及である。PSA高値の患者に対して、経直腸超音波を用いた前立腺針生検により前立腺がんの診断を行う。治療に関しては、予後に影響を与えない早期の前立腺がんに対して、監視療法という方法が提唱されている。また、より侵襲の少ない治療として、手術支援ロボットを用いた機能温存術式が開発された。また、放射線治療の技術も向上しており、近年、陽子線や重粒子線等も保険適応となった。さらに、従来の内分泌療法に加えて、数多くの新規内分泌療法や抗癌剤を使用することで、進行性前立腺がんの予後も延長されている。本セミナーでは、前立腺がんの診断と治療に関する最近の話題を中心に、出来るだけわかりやすく説明する。

12: 20 ~ 13: 10 昼食(当社にてお弁当をご用意いたします)
13: 10 ~ 14: 30 3.泌尿器がんの化学療法・分子標的治療と副作用対策
河合 弘二
(筑波大学大学院人間総合科学研究科腎泌尿器科学 講師)

〇化学療法の副作用パターンとその対策
〇膀胱がんの化学療法
 ・GC療法、GCarbo療法
〇前立腺がんの化学療法
 ・ドセタキセル療法
〇精巣がんの化学療法
 ・BEP療法
〇腎細胞がんの分子標的治療
 ・チロシンキナーゼ阻害薬
 ・mTOR阻害剤
〇免疫チェックポイント阻害剤
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 進行した泌尿器がんでは抗がん薬や分子標的薬を用いた薬物療法が中心的役割を果たす。抗がん薬や分子標的薬には多くの種類があり、作用メカニズムも薬剤によって異なる。これらの薬剤はがん細胞のみに効果を示し、正常の細胞には影響しないのが理想ではあるが、多くの薬剤ではある程度の副作用は免れない。そのため、各薬剤に特有の副作用の種類や発現パターンについて理解しておく必要がある。本セミナーでは、腎細胞がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂尿管がん)、前立腺がん、精巣がんに対する標準的な薬物療法の副作用とその対策について治療効果のエビデンスとも関連させて概説する。

14: 50 ~ 16: 10 4.男性下部尿路症状・前立腺肥大症の診断と治療
吉村 耕治
(静岡県立総合病院腎センター長/泌尿器科 部長)

●男性下部尿路症状(LUTS)と前立腺肥大症
●前立腺肥大症の診断  ・国際前立腺症状スコア、尿流量測定
●薬物療法と副作用
●手術療法  
・経尿道的前立腺切除術(TURP)と合併症  
・経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
・レーザー光選択的前立腺蒸散術(PVP)
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 中高年男性の大多数が排尿・蓄尿に関する症状を有する。その中で、前立腺肥大症が大きな役割を担っている。 本セミナーでは、まず前立腺肥大症とその他の病態の診断・鑑別の上で重要なポイントを説明する。前立腺肥大症はあくまでQOL疾患であるので、治療は患者の困窮度に応じて考える必要がある。  
 代表的な治療法である薬物治療の種類やその副作用を理解するとともに、手術療法として世界基準とされている経尿道的前立腺切除術(TURP)や新たな手術方法の特徴を理解すること、術後看護で注意すべき点を把握することが重要である。