セミナー検索
キーワード

スペース区切りで
複数の用語を検索できます。

【臨床(看護・助産・その他医療スタッフ)】

【泌尿器科】
第42回泌尿器科看護セミナー
泌尿器疾患の治療と観察ポイント
~~臨床現場で使える「最新治療知識」と「ケア知識」~~

手術・治療法がわかれば、術後ケアがみえてくる!
新人ナースから先輩ナースまで患者さんに説明できるナースを目指しましょう!

●○●荒井先生からのメッセージ●○●
 今回のセミナーでは、「泌尿器疾患の治療と観察ポイント」を中心テーマとした。前立腺がんは2015年の推計で男性がんの部位別罹患数のトップになった。ロボット支援手術など新しい低侵襲治療法が急速に普及しつつある。一方、過剰治療を回避するPSA監視療法が注目されている。膀胱がんでは非筋層浸潤性と筋層浸潤性がんの概念と、それにもとづいた基本的治療方針を理解することが大切である。同時に尿路再建の特徴とQOLを含む長期的諸問題を解説する。泌尿器がんの化学療法では、最新の分子標的薬治療を含めてその基本的な考え方と共に実践的副作用対策について解説する。女性泌尿器疾患では、腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱の診断の実際と観察ポイントを詳述する。前立腺肥大症では男性下部尿路症状の新しい概念を紹介し、最近の治療法への理解を促す。
 それぞれのテーマごとに、最新のトピックまで含め、経験豊かなエキスパートが講義する。泌尿器疾患の治療と看護について包括的に勉強できるまたとないチャンスである。泌尿器科看護の初心者はもちろんのこと、中堅以上の経験者にとっても勉強になるものと信ずる。ひとりでも多くの方々の参加をおすすめしたい。

プランナー・講師
荒井 陽一
(東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授)

クチコミ

-*-*- 受講満足度 (2017.2.11 大阪会場) -*-*-
期待以上 21.1%  期待どおり 75.0%  少し期待外れ 1.9%  期待外れ 0%  無回答 1.9%

泌尿器科初心者でも理解できました!
■今日のセミナーを通して、普段自分が行っているケアに根拠が加わりました。明日からの実践につながるものでした。(泌尿器科病棟)
■今までセミナーに参加したことがなかったですが、とても興味のあるテーマだったので参加しました。日頃の何気ないケア、反省しました。外来での一つひとつの検査・処置時の声掛け、大切にしたいと思います。
(6年目・泌尿器科外来)
■病棟勤務のため手術のことはよくわかりませんでしたが、動画を見ることでどのような治療が行われているかが理解できました。病棟での観察ポイントも知ることができました。(1年目・泌尿器科病棟)
■これまで勉強してもよくわからなかったGC療法が理解できました。疑問も解消されました。(2年目・泌尿器科外来)
■外来の同僚と参加しました。苦手だった化学療法の種類や薬剤の副作用の違いを知ることができました。動画での手術解説もわかりやすかったです。(3年目・泌尿器科外来)
■泌尿器科外来に配属となり泌尿器疾患の知識を深めたいと思い、外来の仲間三人で参加しました。診療の理解が深まり、手術の知識も増えました。現場の医師にも質問できそうです。(33年目・泌尿器科外来)

お申し込み

受講料(税込)
1名 18,000円
2~3名 17,000円(1名分)
4名~ 16,000円(1名分)
開催地 開催日程 会場 部屋 地図 申し込み 空席状況
大阪 2018年02月03日(土) 大阪私学会館 4階 講堂 地図 申し込み 受付中
東京 2018年02月10日(土) グランパークプラザ 4階 ホール 地図 申し込み 受付中

プログラム

第1日目
9: 30 ~ 10: 50 1.前立腺がんの治療と観察ポイント
荒井 陽一
(東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授)

●男性がん罹患数の第1位となった前立腺がん
●前立腺生検の実際と観察ポイント
●注目されるPSA監視療法(無治療経過観察)
●手術療法の低侵襲化とロボット支援手術
●重症尿失禁に対する人工尿道括約筋手術
●放射線療法の進歩
●去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)の最新事情
-------------------------------------------------------
 前立腺がん罹患数が急増しており、2015年の推計で男性がんの部位別罹患数のトップになった。PSA検診は前立腺がんの死亡率を減少させる効果があるが、過剰診断・過剰治療の可能性も認識されるようになった。特に低リスク症例の多くはPSA監視療法の対象となる。ロボット支援前立腺全摘術が急速に普及しており、小線源療法、強度変調放射線治療(IMRT)などとともに低侵襲治療の選択肢が広がった。術後の重篤な尿失禁に対する人工尿道括約筋埋め込み術も普及しつつある。去勢抵抗性前立腺がん(CRPC)においては、有望な新規薬剤が登場している。

11: 00 ~ 12: 10 2.膀胱がん・腎盂尿管がんの治療と尿路再建
荒井 陽一
(東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授)

●喫煙と膀胱がん・腎盂尿管がんの発症リスク
●膀胱がんの自然史を理解する
●筋層非浸潤性がんに対するTURBTの実際
●BCG膀胱内注入療法の観察ポイント
●筋層浸潤性がんの治療方針
●腎盂尿管がんの治療と再発予防
●膀胱全摘術・尿路再建術とQOL
-------------------------------------------------------
 膀胱がんは、非筋層浸潤性と筋層浸潤性によって治療法が大きく異なる。前者ではTURBTという低侵襲治療によって簡単に「根治」できるが、約60%は再発を繰り返す。後者では膀胱全摘術という大きな治療侵襲に加えて尿路再建を伴い、重大なQOL障害を伴う。腎盂尿管がんの治療では、腎尿管全摘術後の膀胱内再発を防止する方策が重要である。
 膀胱がん・腎盂尿管がんの自然史を知ることで、治療法の役割についての理解を促す。さらに尿路再建などに伴うQOL変化など最新の知見も紹介する。

12: 10 ~ 13: 00 昼食(当社にてお弁当をご用意いたします)
13: 00 ~ 14: 10 3.泌尿器がんの化学療法・分子標的治療と副作用対策
河合 弘二
(筑波大学大学院人間総合科学研究科腎泌尿器科学 講師)

●膀胱がんの化学療法
 ・GC療法、GCarbo療法
●精巣がんの化学療法
 ・BEP療法
●副作用パターンとその対策
●前立腺がんの化学療法
 ・ドセタキセル療法
●分子標的治療
 ・VEGFR阻害薬
 ・mTOR
-------------------------------------------------------
 進行した泌尿器がんでは抗がん薬や分子標的薬を用いた薬物療法が中心的役割を果たす。抗がん薬や分子標的薬には多くの種類があり、作用メカニズムも薬によって異なる。これらの薬剤はがん細胞のみに効果を示し、正常の細胞には影響しないのが理想ではあるが、多くの薬剤ではある程度の副作用は免れない。そのため、各薬剤に特有の副作用パターンについて理解しておく必要がある。
 本セミナーでは、腎細胞がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂がん、尿管がん)、前立腺がん、精巣腫瘍に対する標準的な薬物療法の副作用とその対策について治療効果のエビデンスとも関連させて概説する。

14: 30 ~ 15: 40 4.女性泌尿器疾患の手術と観察ポイント
浪間 孝重
(東北労災病院泌尿器科部長)

●女性泌尿器疾患の特徴
 ・腹圧性尿失禁 ・骨盤臓器脱
●女性泌尿器疾患の手術の実際
 ・TVT手術 ・TOT手術 ・TVM手術 
 ・LSC手術(腹腔鏡下仙骨膣固定術)
●術前・術後ケアと患者指導
 ・尿失禁のケア ・下部尿路閉塞 ・術後排尿困難 ・骨盤底筋体操
-------------------------------------------------------
 性差医療の視点から、QOL(生活の質)をキーワードとして女性特有の骨盤底疾患を扱う「女性泌尿器科」という領域が最近注目されている。
 本セミナーでは、女性泌尿器科の二大疾患である腹圧性尿失禁と骨盤臓器脱に対するメッシュを用いた手術療法に焦点を当てて概説する。腹圧性尿失禁では、メッシュテープを用いた中部尿道スリング術であるTVT手術とTOT手術を、骨盤臓器脱では、メッシュシートを用いた経膣メッシュ法であるTVM手術と経腹メッシュ法である腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC手術)を紹介する。あわせて、各手術の術前・術後の看護ケアと患者指導のポイントについても解説する。

15: 50 ~ 17: 00 5.男性下部尿路症状・前立腺肥大症の診断と治療
吉村 耕治
(静岡県立総合病院腎センター長/泌尿器科 部長)

●男性下部尿路症状(LUTS)と前立腺肥大症
●前立腺肥大症の診断
 ・国際前立腺症状スコア、尿流量測定
●薬物療法と副作用
●手術療法
 ・経尿道的前立腺切除術(TURP)と合併症
 ・経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)
-------------------------------------------------------
 中高年男性の大多数が排尿・蓄尿に関する症状を有する。その中で、前立腺肥大症が大きな役割を担っている。
本セミナーでは、まず前立腺肥大症とその他の病態の診断・鑑別の上で重要なポイントを説明する。前立腺肥大症はあくまでQOL疾患であるので、治療は患者の困窮度に応じて考える必要がある。
 代表的な治療法である薬物治療の種類やその副作用を理解するとともに、手術療法として世界基準とされている経尿道的前立腺切除術(TURP)や新たな手術方法の特徴を理解すること、術後看護で注意すべき点を把握することが重要である。