Vascular Labのお知らせ

2016年12月07日

バックナンバー 『Vascular Lab』メールマガジン《31号》

■■■「Vascular Lab」メールマガジン■■■ 
            ★☆★31号★☆★
            毎月1回1日発行
              ∞監修∞
   松尾 汎(医療法人松尾クリニック・松尾血管超音波研究室)



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■□  達人が教える今月のとっておきテクニック
□■  「血管疾患も身体所見でここまでわかる③
■□   Blue toe syndrome:一度見たら忘れない!
□■  ∞講師 九州大学医学研究院病態修復内科(第一内科)
■□    循環器研究室(心臓血管グループ)/小田代 敬太∞
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脈管診療の現況やテクニックなどを紹介するメインコーナーです。
毎回、この道のスペシャリストが仕事中の脳内を大公開! お見逃しなく♪

http://f.msgs.jp/r/c.do?fKc_iU_Ej_rqy
             をクリックすると関連画像・動画が見られます。

 古典的には足部の脈が触れるにもかかわらず足趾に突然冷感、疼痛、チアノーゼが
生じる病態を指します。その本態は足趾や足部に生じた微小塞栓であり、原因はコレ
ステロール塞栓です。
 コレステロール塞栓症は、アテローム硬化症(粥状硬化症)を大動脈に有している
患者に発症する疾患です。このような患者に造影剤検査、あるいは心血管系の外科手
術を行ったときに10~20%の頻度で発症するといわれています。 アテローム硬化症
病巣のプラークが破裂し、針状コレステリン血症やフィブリン微小血栓が100~200μm
の中小動脈に詰まることにより、全身の臓器にさまざまな障害をもたらします。最も
多いのはBlue toeに代表される皮膚の病変です。次いで生命予後に最も関連するとさ
れている腎臓に起こる腎アテローム塞栓症であり、 一般に急性腎障害あるいは緩徐に
進行する腎障害として認められます。コレステロール塞栓症の診断は皮膚生検や腎生検
によってなされますが、一般症状として発熱や初期の好酸球増多症は見逃してはいけな
い徴候です。決定的な治療法はなく、 支持療法が重要とされています。ステロイド療
法やLDLアフェレーシスの有用性が報告されています。


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■□  達人久保田のバスキュラーラボ立ち上げ日記
□■ ∞北播磨総合医療センター 中央検査室/久保田義則∞
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バスキュラーラボ立ち上げに向けて日々邁進する久保田先生の日記を大公開します。久
保田先生と一緒にバスキュラーラボを立ち上げませんか??

★☆魂の鎮魂と復興☆★
 6月23~24日に日本静脈学会が弘前で行われ、コ・メディカルの発表も充実した素
晴らしい学会でした。同時期に「東北六魂祭」が開催されました。20万人を超える参
加者ということで、東北は熱く燃え上がっていました。しかし、資金難もあり今回が最
終回ということで惜しむ声が上がっているようです。各学会や研究会でも御多分に洩れ
ず運営資金の確保が困難な状況に拍車がかかっています。播磨地域でも運営資金のない
状態で、研究会や市民講座を頑張っており、気力の続く限り継続予定です。どこの研究
会も大変でしょうが、知恵を寄せ合って、各地の研究会を通じた協力ができればと考え
ています。大きな学会主導ではやりにくい検討は、研究会発祥でも良いのではと考えて
いるこの頃です。
 さて、今月も神戸血管エコーセミナーが7月16日(土)に開催されます。血管エコ
ーを極めるための充実した1日となりますので、ぜひお越しください!(9時~16時
30分/14時30分~17時35分〈15,000円  CVT 5単位〉/関西CVT連絡会〈1,000円
 CVT 3単位〉)
詳細は http://f.msgs.jp/r/c.do?fKf_iU_Ej_rqy 
    http://f.msgs.jp/r/c.do?fKg_iU_Ej_rqy   をご覧ください。

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■□  Vascularゼミナール
□■ ∞出題者 九州大学医学研究院病態修復内科(第一内科)∞
■□      循環器研究室(心臓血管グループ)/小田代 敬太∞
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CVT-JSUM-JANのためのVascular Lab人気の認定試験対策コーナーです。
これで試験に受かること間違いなし! しっかり勉強しましょう。

【問題1】次の組み合わせで間違っているのはどれか
a 経皮的酸素分圧 ― 重症虚血肢評価
b サーモグラフィ ― レイノー症候群
c トレッドミルテスト後の足関節血圧 ― Fontaine分類
d 空気脈波法(air plethysmography:APG)― 静脈血栓後遺症
e アドソンテスト、ルーステスト ― 胸郭出口症候群

【問題2】静脈にも病変を生じる疾患はどれか?
a 高安動脈炎
b ベーチェット病
c 下肢閉塞性動脈硬化症
d 線維筋性異形成
e バージャー病

↓↓↓↓↓↓↓↓答えは本文最後のほうにあります!↓↓↓↓↓↓↓↓

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■□  学会めし 7食目
□■ ∞推薦者 関西電力病院 臨床検査部 技師長/
       神戸大学医学部保健学科 臨地教授/佐藤 洋
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学会場の近くや、出張時の主要駅周辺などのおすすめの食事を紹介するコーナーです。
本コーナーはどなたでも参加できますので、ぜひ情報をお寄せください!ご連絡は
vascular@medica.co.jpまで。

最寄り駅: 京都駅
店名:松葉 京都駅店
住所:京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3 京都駅2階新幹線コンコース内
ジャンル:そば
推薦者お勧めメニュー:にしんそば1,300円・にしんそば(鮭ごはん付き)1,500円
お勧めポイント:京都に住む私にとって、新幹線出張の起点は京都駅となるのですが、
そのお店は、新幹線の改札を通った先にあります。本店は、川端四条東入ル、明治15年
に京都南座の一角に店を構える元祖にしん蕎麦のお店「松葉」。新幹線に乗る前、そし
て帰ってきたときに少し時間があるとよく訪れます。京都駅構内の雑踏が嘘のような、
はんなりとした世界が広がっています。初めての方は、やはり「にしん蕎麦」をいただ
いてください。個人的には、本店よりもこの京都駅店の雰囲気のほうが好きです。中央
改札からだとちょっとわかりにくいところにありますが、がんばって探してみてください。



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 ▼▼Vascularゼミナールの解答▼▼       
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 今月の問題、皆さんわかりましたか?

【問題1】答え c
経皮酸素分圧は重症虚血肢の診断や重症度に用いる。レイノー症候群ではサーモグラ
フィや指尖脈波を評価に用いる。閉塞性動脈硬化症の臨床症状分類にはFontaine分類、
Rutherford分類がある。Rutherford分類Ⅰ度(1~3群)に跛行が分類されている。静
脈疾患では、脈波法(APG、ストレインゲージなど)がある。APGを使って静脈うっ滞を
評価することが多い。特に、venous filling index(VFI:正常値2.0以下)はよく用い
られる。胸郭出口症候群の誘発テストにはアドソンテスト(腕のしびれや痛みのある側
に顔を向けて、そのまま首を反らせ、深呼吸を行わせると鎖骨下動脈が圧迫され、手首
のところの橈骨動脈の脈が弱くなるか触れなくなる)や、ルーステスト(肘関節を直角
にしてやや後方に反らして上肢を挙上し、3分間手指の開閉を行う)などがある。

【問題2】答え b
提示された選択肢のうちb以外の疾患はいずれも大血管~中等度の太さの動脈枝に閉塞
や狭窄性変化をきたす疾患である。ベーチェット病は口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部
潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの主症状に加えて動脈病変(動脈瘤や閉塞病変など)と
静脈病変(深部静脈血栓症や肺塞栓症など)を生じることがある。



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(発行人 記)

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 マガジン名:Vascular Lab
 発行:毎月1回1日
 発行責任者:渡邊亜希子・柚木尚登
 発行元:メディカ出版
 関連URL:http://f.msgs.jp/r/c.do?fKc_iU_Ej_rqy
 e-mail:vascular@medica.co.jp
 ※無断転載を禁ず
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