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【臨床(看護・助産・その他医療スタッフ)】

【検査画像】
ナースが“臨床につなげる”ための急性期画像セミナー
はじめての腹部X線・CTのみかた

○ 受講対象 ○
● 救急・ICU勤務で日常的に腹部の画像を目にしているが、自信がなくて学び直しをしたい方
● 消化器病棟など上記以外の所属、腹部の解剖や正常画像など基本から学んでみたいという方

【船曵先生からのメッセージ】
 現代医療において、画像検査は必要不可欠な検査の一つになっています。特に急性期では、画像から得られる情報は治療方針決定に大きく関与します。
 腹部では、単純X線写真の役割はCTに取って代わってきております。それでも、撮影した以上は有用な情報を読み取らなければなりません。またCTでは急性腹症の診断の決め手として重要な検査となっております。急性虫垂炎をはじめとした炎症性疾患や、炎症を伴わないような腹痛の原因疾患など、多くの疾患が含まれており、重症度や緊急度を把握する必要があります。
 外傷では、緊急で処置(手術やIVR)を要する損傷も多く、正確な診断が患者の救命へとつながります。画像の情報量が多く、そのなかで、如何に重要な所見を早く読み取るのかがカギであり、その方法の一つとして、FACTというものがJATECをとおして広がっております。FACTは全身のCTから緊急を要する病態を探し出すものですが、今回は腹部に焦点を当てて、その必要なエッセンスを初歩の段階から説明します。症例画像を通して、治療への考え方も含めて、看護に必要な情報を読み取れるようになってもらえればと思います。

プランナー・講師
船曵 知弘
(済生会横浜市東部病院 救命救急センター部長)
日本放射線学会専門医の資格を持つ数少ない救急医

お申し込み

受講料(税込)
1名 18,000円
2~3名 17,000円(1名分)
4名~ 16,000円(1名分)
備考 ○○ こちらもあわせて受講されることをオススメします ○○
はじめての頭部CT・MRIのみかた
はじめての胸部X線・CTのみかた
開催地 開催日程 会場 部屋 地図 申し込み 空席状況
大阪 2018年03月03日(土) クリスタルタワー 20階A会議室 地図 申し込み 受付中
東京 2018年03月04日(日) グランパークプラザ 4階 ホール 地図 申し込み 受付中

プログラム

第1日目
9: 30 ~ 10: 30 1.単純X線検査と超音波検査の基本を知る
「単純X線、超音波検査の特徴を知る」

● 撮影方法による画像の変化;立位と臥位
● ここだけは押さえたい;腸腰筋陰影
● 何とか読み取る;腹水と腹腔内遊離ガス
● 腹部超音波;どんなときに検査?
● 腹部超音波;これだけわかれば十分
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単純X線写真を撮影する機会は少なくなったものの、撮影した場合は、必要な情報を読み取らなければなりません。撮影方法による画像の特徴を理解し、オーダーに結びつける必要があります。
なかなか接する機会がない超音波検査でも、まずはその基本を理解しておくだけで、その後の患者管理が変わってきます。必要なのは「FAST」ではなく「FIRST」です。

10: 40 ~ 11: 40 2.腹部CTの基本を知る
「腹部CTの基本はまずは解剖から」

● 必要最低限の解剖知識
● 単純CTと造影CT、どちらを選択?
● 造影のタイミングって?
● 造影剤の基本①;適応と禁忌
● 造影剤の基本②;副作用対策
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日常診療の一部となっているCT検査。CT検査を解釈するためには解剖学的知識は必要です。
より多くの情報を得るために造影CTも度々行われていますが、そのヨード造影剤は、どのように使用し、どのようなことに気を付けなければならないのでしょうか。ヨード造影剤の適応と禁忌、副作用対策をきちんと習得し、対応できるようにしましょう。

11: 40 ~ 12: 30 昼食(当社にてお弁当をご用意いたします)
12: 30 ~ 13: 30 3.腹腔内炎症の原因を探る
「急性腹症の中心となる腹腔内炎症性疾患を知る」

● 急性虫垂炎・憩室炎を鑑別する
● 消化管穿孔が穿孔することで内腔のガスはどこへ?
● 似て非なる疾患①;急性胆嚢炎と急性胆管炎
● 似て非なる疾患②;上部と下部の消化管穿孔
● 腎泌尿器・産婦人科系の感染
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急性腹症の中心的疾患である、腹腔内炎症性疾患。その代表は急性虫垂炎かもしれませんが、日本人では上行結腸憩室炎も多く、その鑑別は必要です。
また、消化管穿孔と言っても上部と下部ではその管理は大きく異なります。同様に急性胆嚢炎と急性胆管炎でも大きく異なります。腹腔内炎症性疾患として、診断が重要あり、そのほかに腎泌尿器科領域や産婦人科領域に関しても知識を深めましょう。

13: 50 ~ 14: 50 4.腹痛の原因を探る
「炎症性疾患以外の急性腹症の原因を考える」

● イレウスの日本語訳が腸閉塞じゃないの?
● 血流障害の有無をどのように考える?
● ねじれるのは腸管だけじゃない
● 後腹膜疾患も鑑別する
● どこから腹腔内に出血?
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血液検査で炎症・感染兆候がなくても、腹痛を呈する疾患は多々あります。緊急処置を要する疾患も含まれています。特に腸管虚血を呈する疾患は、早期診断で、腸管切除を回避することができます。
間違えられやすい、イレウスと腸閉塞。その違いはなに?
また、腹痛とはいえ、腹腔内臓器が原因とは限りません。後腹膜臓器など他の疾患も考えましょう。

15: 00 ~ 16: 00 5.外傷CTを読む
「多くの臓器が含まれる腹部を撮影する」

● 外傷CTのFACTって?
● FACTは真実にあらず…
● むずかしい腸管損傷
● 実質臓器損傷から治療方針を考える
● 実質臓器損傷から看護に必要な情報を考える
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外傷における腹部CTでは、腹腔内の様々な臓器損傷を判断しなければなりません。読影の第1段階で行うFACTの読み方は、必ずしも真実(fact)ではありません。第2段階の読影を含めて治療方針が決まっていくのです。
実質臓器損傷だけでなく、管腔臓器損傷はむずかしいものです。その中でどのような事柄を看護に結び付けるのが、よいのか、治療方針にはどのような所見がキーになるのでしょうか。