セミナー検索
キーワード

スペース区切りで
複数の用語を検索できます。

【臨床(看護・助産・その他医療スタッフ)】

【透析ケア】
これだけは知っておきたい!
透析患者に必要な薬の知識

なぜこの薬を飲む? いつ飲めばいい? 飲み忘れたときはどうすればいい?
お茶やジュースで飲んでもいい? 便秘でつらいんです…
患者さんに聞かれたとき ⇒ 答えられる「服薬指導」のポイント
何でもない薬も「ハイリスク薬」に変わることがあります!

●○●平田先生からのメッセージ●○●
  透析患者は多彩な合併症を有することもあり、実にたくさんの薬を飲んでいます。本来は安全な薬も、透析患者にとっては怖い「ハイリスク薬」に変わることがあります。
 リンもカルシウムも高い透析患者が間違って空腹時にカルタンⓇを飲んでしまったら、本来は何でもない薬のカルタンⓇが石灰化を促進する「ハイリスク薬」に変わってしまいます。OTC薬にもなっている安全なはずのガスターⓇは、透析患者の至適用量は1日10mgですが、20mgを毎日処方してしまったら顆粒球減少症で死亡するかもしれない「ハイリスク薬」に変わりうるのです。
 薬を有効で安全に透析患者に飲んでいただきたい。でもこれは薬剤師と医師だけではできないのです。透析室看護師は透析患者の身近にいて、いち早く病態の変化や薬の副作用を把握できる医療従事者です。だからこそ、透析室スタッフ全員が薬の知識を身につけ、チームで患者指導をしていただく必要性を感じています。
 看護師だけでなく初心者の薬剤師にも、ぜひ本セミナーを受講していただき、透析患者へ薬の正しい使い方を啓蒙・指導していただければ幸いです。

プランナー・講師
平田 純生
(熊本大学薬学部附属育薬フロンティアセンター長/臨床薬理学分野教授/日本腎臓病薬物療法学会理事長)

クチコミ

○最近出てきた薬のことが分かってよかった。新人さんに説明しやすくなりました!
○便秘はあたり前、仕方ないと思って対処していたけど、明日から自分達のアプローチを変えてみようと思う機会になった。
○低血糖を繰り返す患者さんがいるので、再度カンファレンスを行います!
○カルタンⓇの内服方法の注意点を明確に知ることができてよかったです。これから患者様への服薬指導に役立てたいと思います。
○リンは制限しない方が長生きする。吸着薬を正しく服用することが重要だと、あらためて学びました。患者さんに伝えたいと思います。
○今まではただ「飲んでいるか?」との確認だけでしたが、今後はどのタイミングで内服しているかも併せて確認していきたいと思いました。

お申し込み

受講料(税込)
1名 18,000円
2~3名 17,000円(1名分)
4名~ 16,000円(1名分)
開催地 開催日程 会場 部屋 地図 申し込み 空席状況
東京 2018年01月20日(土) 建築会館 1階ホール 地図 申し込み 受付中
大阪 2018年02月24日(土) クリスタルタワー 20階A会議室 地図 申し込み 受付中

プログラム

第1日目
9: 30 ~ 10: 40 1.透析患者の病態と薬物の関係
~なぜこの薬が必要か~

● 知っておきたい薬の基本
● こわい相互作用と薬が効かなくなる相互作用
● 腎機能と薬の関係
● 透析患者の合併症と対症療法
-------------------------------------------------------
 薬はいつ飲めば一番有効で安全なのか? 水ではなくお茶やジュース、コーヒーで飲んでもかまわないのか? 薬の飲み合わせによって薬は危険な副作用を起こしたり、効かなくなったりします。この時間では薬の基本的な考えを身につけましょう。
 さらに、透析患者はなぜリンやカリウムが上がり、貧血になるのでしょうか? 腎機能が正常であれば、全く起こらない合併症が透析患者では起こります。薬のことを理解するために、まずは透析患者の病態生理を学びましょう。

10: 50 ~ 12: 00 2.骨・ミネラル代謝異常に使う薬

● なぜリンを下げなければいけないの?
● なぜカルシウムが上がりすぎてはいけないの?
  ~食事をしない時はカルタンⓇを飲んじゃダメ!~
● リンを下げる薬とPTHを下げる薬
-------------------------------------------------------
リンもカルシウムもPTHも高くなった透析患者は、骨がもろくなりますが、もっと恐ろしいことは血管や心臓などを石灰化させ、死亡率が上昇することです。しかし、血清リン値を上げないための食事制限は、蛋白制限につながり、過度の制限は患者の栄養状態を悪化させます。食べるだけ食べ、上がったリンをリン吸着薬で下げると、栄養状態もよく、いちばん長生きすることがわかっています。リンを下げるためにはリン吸着薬を上手に使いこなすことが大切ですが、実は非常に難しいのです。この時間ではリン・PTHの値を良好に保つ薬の使い方のコツを伝授します。

12: 00 ~ 12: 50 昼食(当社にてお弁当をご用意いたします)
12: 50 ~ 14: 00 3.死亡原因トップの循環器疾患を防ぐ薬と透析導入トップの糖尿病治療薬の使い方

● 血圧のコントロール  
 ・ 血圧を下げる薬  
 ・ 血圧を上げる薬
● 心血管病変を防ぐための血糖コントロール 
● 低血糖はこわい
-------------------------------------------------------
 高血圧は心筋梗塞・脳卒中・心不全の発症と密接に関わっています。しかし、透析患者の収縮期血圧は160mmHg以上が最も長生きし、血圧が低くなるほど死亡リスクが高くなります。とはいえ、160mmHg以上は明らかな高血圧のため、降圧薬で血圧を下げる必要があります。そして、透析中に血圧が下がらないようにすることも大切です。この時間では、心血管病変にならないための降圧療法、そして心不全になってしまった時の治療薬の使い方を伝授します。

14: 20 ~ 15: 30 4.透析患者のQOLをよくする薬 
~飲み忘れてはいけない薬・飲んではいけない薬~

● 貧血治療薬 
● 下剤 ~致死的な消化管穿孔を防ぐ~ 
● かゆみどめ
● カリウムを下げる薬
● まとめ ~透析患者に要注意の10の薬~
-------------------------------------------------------
 便秘とかゆみは透析患者の重大な悩みなのですが、真剣に向き合ってくれる医師は少ないそうです。便秘は放っておくと腸管穿孔・腸閉塞などの致死的疾患になることがあるため、「たかが便秘」では済まされません。かゆみの強い透析患者は、長生きできないという報告もあります。最近は上手な薬の使い方でこれらの悩みは解消できつつあります。
 健康食品やサプリメント、OTC薬にも注意が必要ですが、すべての透析患者が何を飲んでいるかを申告してくれているとは限りません。透析患者によくない薬もありますし、効き目を変える薬もあります。透析患者の身近にいる看護師にこそ知っていただきたい項目です。

~ 16: 00 質疑応答