脳神経外科速報のお知らせ

2017年02月08日

「脳神経外科速報」27巻2号を発刊いたしました!

「脳神経外科速報」27巻2号(2017年)

【私の手術論】
◆遠回り人生を辿った ある一流(?)脳血管内治療医の物語
広南病院 松本康史(聞き手:京都大学 石井 暁)

―今月号のポイント―
ボクなんか,他の大学に行っていたわけでもなく,
脳外科医になるまで5年間無駄にした落ちこぼれなんですよね,ホントに.
でも,自慢するわけではありませんが,今,学会の理事もさせてもらっていますし,
2018年にはJSNETの会長もすることになっている.
開発したカテーテルは米国のFDA 認証ももらいました.
最初のうち失敗したとしても,それがその人の全部の能力ではないと思うし,
諦めないでほしいですね.失敗して,そのあと努力しなかったら
ずっと駄目な人のままなんですけれども.(松本康史)

【基本をマスター 脳神経外科手術のスタンダード】
◆内頚動脈瘤に対するクリッピング術
熊本大学 河野隆幸

―今月号のポイント―
①動脈瘤の中枢側の確保をいかに行うかをシミュレーションしておく.
②シルビウス裂を十分開放して,広く浅い術野を作るように心がける.
③穿通枝の温存が重要であり,穿通枝を観察できる術野を作る.

【How do you teach/master Neurosurgicalテクニック? 神経内視鏡手術入門編】
◆はじめての内視鏡下経蝶形骨手術
名古屋第二赤十字病院 岸田悠吾 他

―今月号のポイント―
①蝶形骨洞前壁は辺縁まで広く削る(wide sphenoidotomy).
②中隔粘膜の後下半部には蝶形口蓋動脈の中隔後鼻枝が走行しているため,蝶形骨洞前壁を削るときは,吸引管で粘膜を抑えて保護する.
③蝶形骨洞内の骨隆起,骨陥凹をよく観察し,解剖構造を把握する.
④被膜内摘出では,鞍内および鞍内左右の腫瘍を取ってから,鞍上部に進む.
⑤腫瘍偽被膜,菲薄化した下垂体など,layerを確認しながら腫瘍を摘出する.

ほか