インフェ速報

2015年06月11日
■必見■MERSの最新情報(ウエブ紹介)①

<MERSの最新情報を入手しよう>

感染症危機発生時にICTにとって最も重要になるのは、迅速かつ的確な「情報収集」です。新聞・テレビ・インターネットニュースで概要を知るだけでなく、行政機関や専門機関が発信する情報を積極的に取りにいくことも大切です。MERS関連で重要と思われるウェブサイトをご紹介します。

1.厚生労働省からの情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
厚生労働省のMERS専用サイトには、症例定義が掲載された通知等が時系列で掲載されているほか、疾患の概要を把握するためのQ&Aが掲載されており、最も重要となるウェブサイトです。状況の変化に応じて通知が改訂される場合があるため、こまめにチェックしましょう。
2015年6月10日現在、平成27年6月4日付け通知「韓国における中東呼吸器症候群(MERS)への対応について」(健感発0604第1号)」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150604_01.pdf)が最新となっております。
また、平成27年6月10日に「中東呼吸器症候群(MERS)の国内発生時の対応について」(健感発0610第1号)(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150610_01.pdf)が発出されております。本通知では、MERS患者に接触した者への対応について別紙1で示されておりますので、是非ご確認ください。


2.感染症エクスプレス@厚労省
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
 厚生労働省が発行する感染症関連情報のメールマガジンです。通常、毎週金曜日にリリースされます。感染症関連通知、審議会・研究会の情報、感染症発生動向が整理されており、非常に役立つメールマガジンになりますので、是非ご登録ください。

3.国立感染症研究所からの情報
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/mers/2186-idsc/2686-mers.html
 厚生労働省のサイトが行政向きであるのに対して、国立感染症研究所のMERS専用サイトは、WHOの情報や学術的な内容も多く、より医療者向けの内容となっております。
新興・再興感染症が問題となった場合、どの程度のインパクトがあるかのリスクアセスメントが重要となります。2015年6月10日現在の最新のリスクアセスメントが6月4日時点に出されております。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2186-disease-based/alphabet/hcov-emc/idsc/5703-mers-riskassessment-20150604.html)。また、MERSに対する院内感染対策(http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2186-disease-based/alphabet/hcov-emc/idsc/4853-mers-h7-hi.html)、患者搬送時の感染対策(http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2186-disease-based/alphabet/hcov-emc/idsc/4854-mers-h7-hansou.html)も掲載されております。この2つの手引きは非常に重要ですので、是非内容を確認してください。

4.厚生労働省検疫所からの情報
http://www.forth.go.jp/
WHOなど海外の最新情報が非常に早く日本語で発信されているサイトになります。最新情報のタブをクリックすると、種々の感染症の情報が連日更新されています。海外渡航する際や、海外からの渡航者・帰国者への対応の際には是非確認したいサイトです。

5.WHOからの情報(英語)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/
 より早く情報を入手するには、WHOのサイトを直接見にいくのが良いと思います。
ウェブサイトの右端にあるMaps & epicurvesをみるとMERSの感染者数等の最新情報が確認できます。MERS対応のガイドラインを参照したい場合は、中央の下の方にあるTechnical guidanceのCase management and infection prevention and controlに掲載されています。また、これらのガイドラインの日本語訳が日本感染症学会のウェブサイト
http://www.kansensho.or.jp/topics/1305_coronavirus_who.html)及び、国立保健医療科学院のウェブサイト(http://www.niph.go.jp/publications/)で公開されています。

6.その他の海外情報(英語)
その他、海外情報として有用なウェブサイトとして、ProMed mail(http://promedmail.org/index.php)があります。Infectious Disease Society of America (IDSA)のプログラムとしてNPOの形態で運営されているもので、世界中の感染症に関するニュースが、政府発表のみならず、現場の医師等からの報告も投稿されており、速報性が高いサイトです。また、米国ミネソタ大学Center for Infectious Disease Research and Policy (CIDRAP) (http://www.cidrap.umn.edu/)では、公式発表や論文、メディア情報等を集約して独自の記事を毎日配信しています。
その他、米国CDC(http://www.cdc.gov/coronavirus/mers/)やECDC(http://ecdc.europa.eu/en/healthtopics/coronavirus-infections/Pages/index.aspx)のウェブサイトにも種々の情報が掲載されております。

7.学会等の情報
 感染症関連の専門学会も種々の情報提供をしております。日本環境感染学会では、MERS関連情報リンク集を公開しており参考になります(http://www.kankyokansen.org/modules/link/index.php?content_id=1)。また、日本感染症学会(http://www.kansensho.or.jp/index.html)も新興・再興感染症発生時にガイドライン等の参考資料が掲載されるため、確認が必要なサイトです。

8.その他医療機関等の情報
特定感染症指定医療機関のひとつである国立国際医療研究センター国際感染症センター(http://www.dcc-ncgm.info/topic/topic-new-mers-cov/)は、第一線の感染症専門病院として、新興・再興感染症発生時に現場のマニュアル等、具体的な資料を掲載しております。早速、注意喚起のポスター例が掲載されており、参考になります。
MERSに特化したものではありませんが、新型インフルエンザ等対策関連の厚生労働科学研究として、平成25年度は「診療継続計画作成」について、平成26年度は「初期対応時の個人防具等の感染対策」についての手引きが、三重大学病院医療安全・感染管理部(http://www.medic.mie-u.ac.jp/kansen-seigyo/research/index.html)に掲載されております。MERS対策としては、読み替えしなければいけない点もありますが、院内マニュアル作成等の参考にはなると思われます。

(編者)
三重大学医学部附属病院 医療安全・感染管理部

 田辺正樹



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