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メディカ社員の本棚

2017年08月07日

『とりつくしま』

『とりつくしま』
東直子
(筑摩書房)
ISBN:978-4-480-42829-5


「いつか死んで、生まれ変わるなら」
「心残りで、まだこの世にいられるなら」なんて
ふと考えたこと、ありませんか。

「モノには魂が宿る」という言葉を
どこかで聞いて、そうなのかもしれないと
感じたこと、ありませんか。

この物語では、
死んで心残りがある人は、思いを遂げるために
身の回りのモノに‘とりつく’ことが
一度だけできます。
そのお世話をするのが「とりつくしま」係。
たとえば、
ある母は息子が使うロージン(野球の滑り止め粉袋)に、
ある妻は夫の大好きな恐竜のマグカップに、
ある娘は母の補聴器に、
ある夫は妻の日記帳に、
とりつきます。
そして、それぞれの思いを遂げていくのです。

たとえ肉体がなくなっても、
思いを遂げる術があればいいのに…と
望む気持ちが少しでもあれば、
読後には、本当に「とりつくしま」係があると
いいなと思えるはずです。
そしてじんわりとやさしく、温かく、
言葉にできない不思議な気持ちを
感じることでしょう。

メディカ出版 向濱




※次回は2017年8月21日(月)更新予定です。