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メディカ社員の本棚

2017年07月31日

『かくかくしかじか』

『かくかくしかじか』
東村アキコ
(集英社)
ISBN:978-4087824575, 978-4087826531, 978-4087827460, 978-4087827972, 978-4087920048


突然ですが、あなたは大切な人に恩知らずなことをしてしまった思い出はありませんか?
「ああ、あの時こうすればよかった」。そう思っても時間は巻き戻せず後悔だけが残ってしまう。
そんな思い出がある人は、胸が締め付けられるような切なさを感じる作品だと思います。

この作品はドラマ化もされている『東京タラレバ娘』の作者、東村アキコ氏のもので、
東村氏自身の高校時代から現在までを描いています。
「人気漫画家になる夢」をつかむまでのサクセスストーリーと思いきや、
東村氏と恩師の日高先生との間の出来事に焦点が当てられています。

日高先生は主人公明子(東村氏)の高校時代の絵画教室の先生です。
生徒のことを思うが故、鬼のようなスパルタ指導ですが、
とにかく純粋で絵が大好きで人情味にあふれています。
明子は作中そんな先生に語りかけながら先生との思い出を振り返ります。
いい時ばかりでなく、微妙な時期、先生を避けてしまった時期、あっけないお別れなど、
自分のことをこれだけさらけ出す作者の勇気に感心するとともに、
自分にも思い当たる節があり、切ない気持ちになりました。

1巻~4巻までの表紙は全て明子なのに、最終巻(5巻)の表紙は日高先生なところも、
この漫画は日高先生のために描いた漫画なのだという作者からのメッセージのような感じがします。

ちなみに東村氏は『ひまわりっ』という漫画で自身の父親についても描いていますが、
こちらはかなり笑えるギャグ漫画です。

メディカ出版 辻




※次回は2017年8月7日(月)更新予定です。